MENU

「Manus」アップデートで何が変わった?注目のAIスライド機能をGensparkと比較レビュー

こんにちは!AI-Bridge Labのせいやです😊

5月30日、話題のAIエージェント「Manus」のスライド資料生成機能にアップデートが加わりました。
今回はその最新機能を、資料作成ツールとして現在注目を集めている「Genspark」と比較しながらレビューしていきます。

「Manus」は、わずか数ヶ月前に登場し、詳細な調査を自動で行い、高品質な資料を生成するAIとして一躍話題となったツールです。

果たして今回のアップデートで、「Manus」はどのような進化を遂げたのでしょうか。スライド機能の精度や操作性に注目し、実際の使用感を深掘りしていきます。

目次

Manusとは

キーワードや目的を入力するだけで、構成、文章、デザインまでを一括で自動生成、それが自律型AIエージェントツール「Manus」です。

Manusは、調査から構成、さらにはスライド資料の作成までを一貫して担うことができ、ビジネスシーンで求められる精度と実用性に優れています。
また、出力形式も充実していて、PDF・PPTX・Googleスライドなどへの対応によって、生成されたコンテンツをすぐに実務で活用することが可能です。

最新のアップデート

情報収集からビジュアル設計までを一手に担い、プレゼン資料作成の概念を塗り替える──「Manus」スライド機能が、2025年5月30日に強化されました。

この新機能の多機能性と高度な自動化により、単なる資料作成ツールを超えた次世代ソリューションとして、各方面から高い関心を集めています。

GensparkとManusの比較

AIでスライドを自動生成するツールとして人気上昇中のGenspark。
その実力を、同じく話題のManusと並べて比較してみました。

今回は、細かなデザイン指示は出さず、ざっくりした入力だけでどんな資料ができるか、使い勝手とクオリティの観点から検証しています。

プロンプト

「生成AIがBtoB・BtoCの営業に与えるインパクトと、それぞれの活用ポイントについて、営業向けに全5枚構成のスライドを作成してください。

対象となるのは、営業部門の責任者や現場で実際に営業活動を行っている方々です。AIツールに関してはある程度の知識を持っており、生成AIの導入にも関心を持っている層を想定しています。

営業現場における具体的な活用方法や導入による効果がイメージできるように、視覚的にわかりやすく、簡潔にまとめてください。」

Genspark

編集機能

文字の内容だけでなく、フォントや太さ、カラーの変更まで、Gensparkならすべて同一画面で手軽に編集可能です。

PPTX

PowerPoint形式への変換時、一部で配色が若干異なって見えるほか、テキストやビジュアルの配置がわずかにずれてしまうことがありました。

PDF

PDFとして出力する際は、デザインがほぼそのまま反映され、処理もスムーズでした。ただ、レイアウトを事前に整える手段がツール内にないため、Figmaでの調整をあらかじめ行っておくと仕上がりがきれいになります。

Manus

Gensparkと同じプロンプトで作成しました。

Manusは作成に取り掛かる前にユーザーの意向に添えるように詳しくヒアリングしてくれます。

編集機能

Manusは生成されたスライド画面で文字のみの編集ができます。

ダウンロード形式

PPTX

デザインやテキストのズレもほぼなく、パワポ形式への変換も10秒ほどでスムーズに完了しました。ただし、一部で調査内容が反映されていない箇所があり、その点だけは改善の余地があると感じました。

PDF

PDF形式への変換時、文字がやや読みづらくなるほか、レイアウトにもわずかなズレが生じてしまいました。そのため、見栄えや可読性に若干の影響がありました。

Google スライド

Googleスライドに関しては型崩れが一切なく編集の必要がありませんでした。

結果

Gensparkのスライドが優れている部分

テーマによっては、Gensparkの方が調査の質が高い
同じテーマで検索した場合、Gensparkの方が調査が早い

Manusのスライドの優れている部分

最初に詳しくヒアリングしてくれるので自分の要望を反映させやすい
Googleドライブ形式への変換が可能
あらゆるフォーマットでのエクスポートが高速
PPTX出力でもレイアウトが安定している

クレジット消費目安

今回の同じプロンプトで作成した資料でのそれぞれのクレジット消費が約300でした。

作成時間

Manusはおよそ6分かかったのに対し、Gensparkは約2分で仕上がりました。

まとめ

スライド機能が強化されたManusを、今回実際に試してみました。

使ってみた率直な感想としては、Gensparkと比べて特筆すべき大きな優位性は見当たらなかったものの、スライドの仕上がりは明らかに進化しており、以前より完成度が高まっている印象です。

特に嬉しかったのは、レイアウトの乱れが少なく、PPTX形式への変換がスムーズになっていた点。
プレゼン資料を仕事で多く作成する私にとって、Genspark利用後にFigmaで微調整する手間が省けたのは大きな改善ポイントでした。

今後もこうしたAIツールは、作業時間の短縮だけでなく、資料の質の向上にも貢献してくれる頼もしい存在となりそうです。

AI-Bridge Labについて

AI-Bridge Labでは、今後も生成AIの活用事例について、継続的に情報を発信していきます。最新のAI技術とその活用方法について、ぜひ一緒に学んでいきましょう!

メール:ai_business@doerstokyo.jps

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

DoersTokyo株式会社(https://doerstokyo.jp/)でAIの活用事例や最新情報の調査と検証を行っています
「AI-Bridge Lab(エーアイブリッジラボ)」と申します。

【メインコンテンツ】
大規模言語モデル(LLM)や画像、音楽、動画生成などのコンテンツ制作系のAI情報

コメント

コメントする

目次