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LINEとAIをつなぐ!「LINE Bot MCP Server」活用術

こんにちは!AI-Bridge Labのせいやです😊

LINEがついに新時代の扉を開く─公式発表された「LINE Bot MCP Server」。

MCP技術を活かしたこの仕組みを、特徴・導入方法・料金プラン・注意点に分けてわかりやすくまとめました。ビジネスでLINE活用を検討している方にもおすすめの内容です。

目次

LINE Bot MCP Serverとは

LINE Bot MCP Serverは、LINE Messaging APIとAIエージェント(ClaudeやClineなど)を繋ぐためのMCPサーバーです。
LINEが実験的な取り組みとして公式に公開していて、オープンソース(Apache-2.0ライセンス)として提供されています。

主な機能一覧

LINE Bot MCP Serverには、AIエージェントがLINE上で自在に動けるための5つの基本ツールが搭載されています。

1.push_text_message

LINEで特定の1人に、シンプルなメッセージを素早く届ける。
→ 短い通知や軽い連絡に最適な機能。

2.push_flex_message

自由にデザインできるFlex Messageを、1人に向けて個別に送信。
→ 画像やボタンを使ったオリジナルなメッセージを届けたいときに便利。

3.broadcast_text_message

公式アカウントから「友だち」全員へ、まとめてテキストを送れる。
→ 共通のお知らせを一気に伝えたいときに使える。

4.broadcast_flex_message

公式アカウントの友だち全体に、ビジュアル要素たっぷりのFlex Messageを一括配信。
→ デザイン性の高い情報発信を一度に行える。

5.get_profile

ターゲットユーザーの名前やプロフィール写真、ステータス文、使用している言語情報を取得可能。
→ パーソナライズしたコミュニケーションを実現するための情報収集に。

設定方法

チャネルアクセストークンとユーザーIDの取得のため公式LINEのプロバイダーを作成します。

LINE Developers developers.line.biz

プロバイダーの作成ボタンを押します

プロバイダー名を決めて「作成」を押します。
新規チャンネル作成で「Messaging API」を選択してください
「LINE公式アカウントを作成する」を押します。
右上の設定ボタンを押します。
Messaging APIタブから「Messaging APIを利用する」を選択して該当プロバイダーを選択します。
先ほど作成した、プロバイダーを選択します。

必要情報の取得

1、チャネルアクセストークンの取得
Messaging APIのチャネル設定画面にある「Messaging API設定」タブからトークンを発行し、メモしておきましょう。

2、ユーザーIDを取得
Messaging APIチャネルの「チャネル基本設定」タブで確認できるので、その中から自分のIDを選択しましょう。

Claude Desktopとの連携

LINE Bot MCP Serverインストール

https://github.com/line/line-bot-mcp-server?tab=readme-ov-file#installation

⬆️のサイトからインストールの手順が確認できます。

ローカル環境にMCP Serverのソースをインストールします。
必要なライブラリとソースのビルドを実行します。

これでMCPサーバーのセットアップは完了です。

Claude Desktopとの連携

設定から開発者タブを開きます。
構成を編集を選択します。
フォルダが開くので、claude_desktop_config.jsonを選択して編集していきます。
Lineアカウント設定時に取得したチャネルアクセストークンとユーザーIDを入力します。
ここまできたらセットアップは完了です。

Claude Desktopを再起動して、利用可能なツール一覧に組み込まれていれば設定完了です!

実用例

push_text_message

LINEで特定の1人に、シンプルなメッセージを素早く届ける機能。

LINEを確認するとしっかり送信されています。

push_flex_message

自由にデザインできるFlex Messageを、1人1人に向けて個別に送信できる。

カルーセル形式とは、画像や情報を横にスライドして複数表示できるレイアウトです。

get_profile

ユーザーの名前やプロフィール写真、ステータス文、使用している言語情報を取得可能。

まとめ

LINE公式アカウントとAIエージェントの連携をぐっと簡単にしてくれる『LINE Bot MCP Server』について紹介しました!

LINE Bot MCP Server自体は無料で使えますが、LINE公式アカウントやMessaging APIは利用料金が発生するので、その点は押さえておきましょう。

実際に試してみると、AIとLINEが見事に連携する様子が実感できるので、ぜひ今回の手順を参考にチャレンジしてみてくださいね!

AI-Bridge Labについて

AI-Bridge Labでは、今後も生成AIの活用事例について、継続的に情報を発信していきます。
最新のAI技術とその活用方法について、ぜひ一緒に学んでいきましょう!

メール:ai_business@doerstokyo.jp

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 気に入って頂けましたら「スキ」や「フォロー」「コメント」をしていただけると幸いです😄

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この記事を書いた人

DoersTokyo株式会社(https://doerstokyo.jp/)でAIの活用事例や最新情報の調査と検証を行っています
「AI-Bridge Lab(エーアイブリッジラボ)」と申します。

【メインコンテンツ】
大規模言語モデル(LLM)や画像、音楽、動画生成などのコンテンツ制作系のAI情報

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